福岡の食

2015年1月3日

おいしいものが多いことで知られる博多の街。 なかでも『博多ラーメン』や『モツ鍋』、『辛子明太子』などは博多発祥の名物として有名。
玄界灘から水揚げされる鮮魚や九州のおいしい地鶏など素材の良さを最大限に生かした料理をリーズナブルに味わえるのも魅力。

食事系

とんこつラーメン

こってりとした白濁の豚骨スープと細ストレート麺、麺のみをおかわりする替玉スタイルが特徴の『博多ラーメン』。
そんな『博多ラーメン』の元祖は1941(昭和16)年創業の中洲の屋台「三馬路」といわれている。今では白濁スープが定番の『博多ラーメン』だが、当時はあっさり系の清湯スープで、その味を現在、市内に4店舗を構える「うま馬」で楽しむことができる。
麺の固さは「普通」「堅」「ばり堅」「針金」「粉落し」「生」から選択可能だが、「堅」か「ばり堅」を注文する人が多い
屋台でラーメンを食べるのも博多観光の一つとなっている

辛子明太子

スケトウダラの卵を、唐辛子などをブレンドしたタレに漬け込んだもので、コクのある味わいとピリッとした辛さでご飯やお酒のお供にぴったり。
博多には多くの専門店があるが、1949(昭和24)年に「ふくや」の創業者が、韓国のキムチからヒントを得て『辛子明太子』を誕生させたといわれる
お土産の定番 で、食卓にも普通にならび、購入額は当然に福岡が1位

鳥の水炊き

関東などでは昆布ダシなどを使うことが多いが、博多の『水炊き』は鶏ガラのみを水からじっくり煮込み、うま味を凝縮させた、そのまま飲んでも味わい深い白濁スープが特徴。
そのスープで鶏肉、キャベツまたは白菜、春菊などの野菜を炊くのが博多風。
発祥の店として知られる「水月」では、中国料理の鶏ガラスープやコンソメを参考にして生まれたといわれる、昔から伝わる味を楽しむことができる

もつ鍋

にんにくと唐辛子を効かせたスープに、ニラ・キャベツなどの野菜を入れてホルモンを煮込む鍋。お店によって、鶏がら、味噌仕立て、すき焼き風などバリエーションが豊富にある。
創業1943(昭和18)年のすき焼き風もつ鍋が看板の「万十屋」、山盛りのニラがトレードマークの「楽天地」など、各店で違った味わいの鍋が楽しめる
しめの麺はちゃんぽんが定番
翌日までニンニクの匂いが強烈に残るので注意

焼き鳥

焼鳥屋では豚バラや牛さがり、シソ巻きなど鳥以外のメニューの方が多い
とり皮は塩味とタレ味があり、専門店があるほど人気の串
キャベツは食べ放題のことが多く、焼き鳥の合間に、生のまま大雑把に切られたキャベツに甘酢醤油のようなタレをかけて食べる

ゴマサバ

鮮度の低下が早いサバを刺身で楽しめるのは玄界灘に面した博多ならでは。
刺身に香ばしいすりゴマと甘辛のタレをかける『ゴマサバ』は、素材の良さを生かした名物のひとつ
酒の肴やごはんのお供として食べられる

焼きカレー

「焼きカレー」の元祖は門司の商店街にある食堂らしい

おきゅうと

海藻を使った加工品で、博多の朝ごはんのおかずとしてよく知られている
色味的にはコンニャクに似ているが、口にすればトコロテンにも似た味わい
スーパーで普通に売られている
食べ方は、5ミリから1センチの短冊状に切り、鰹節のうえに薬味としておろし生姜またはきざみねぎをのせ生醤油で食べるか、または芥子醤油やポン酢醤油やゴマ醤油などで食べるのが一般的

肉まんには酢醤油

肉まんには酢醤油をつけて食べる
コンビニで肉まんを買うと店員に「酢醤油はつけますか?」と聞かれる

福岡のおでん

福岡県の博多のおでんは、鶏から取った出汁が定番。
特色ある具としては「餃子巻き」
セブンイ○ブンのおでんにも地域限定で餃子巻きある

お菓子

博多通りもん

モンドセレクション金賞の洋風まんじゅう
バターの香りが強めで、和菓子ぽくないので、若い人にも喜ばれる土産菓子

二○加煎餅(にわかせんぺい)

古くから博多の郷土芸能として庶民の間で親しまれている博多仁和加。その半面を形どった、ユーモアあふれる煎餅
煎餅のおまけとして赤い「にわか面」が同封
インパクト勝負なお土産としてはオススメ

飲み物

八女茶

九州では一番といわれる八女茶は飲用はもちろん、お菓子にも使われる